元祖 バーチャル・アイドル

漫画家の くつぎけんいち さんのモデリングと監修で、イーフロンティアから販売されているフィギュア（有料）。
Poser 日本語版 とカップリングで販売される事が多い（イーフロのテライユキ2 紹介ページ）

日本のCG界で、未だに人気のあるキャラクター。
このフィギュアの為にPoser を買った人も多いらしいです。
リアル過ぎず、漫画的にデフォルメし過ぎでもなく・・・個人的にはアリです。

ちょっと解説

何故か「テライユキ 2」と『2』が付いてますね。その辺りの解説を。
実はPoser 用「テライユキ」は数種のバージョンがあります。

最初に発売されたのは「テライユキ（2ではなく）日本版」。
日本語版のテライユキは 11010 ポリゴンで、当時としてはかなりのローポリゴン。
プレビューでは結構カクカクしてますが、スムースポリゴン機能でなめらかになり、評判は良かったです。

直後にイーフロ・アメリカ（実際のPoser本体の開発元）が「テライユキ英語版」を販売しました。
ところがコレは 40130 ポリゴンのテライユキで、日本版のテライユキは「ローレゾ テライ」としてオマケ扱いだったのです。
（どうやら日本から送られたデータが、「余りにもローポリ過ぎる」とイーフロ・アメリカが判断し、日本のイーフロ本社にも無断での行動だったようです）

同じ製品名なのに、日本版と英語版で中身が違うのですから、
ユーザーが作るモーフや服のデータは相互利用が出来ない状態に。

・・・結局は くつぎけんいち さん等の日本人が（イーフロ社員ではない）新規にハイポリゴン版を開発。
多数の表情モーフや「食い込みビキニ」専用ボディ等を追加して『テライユキ2』が販売（旧ユーザーは無償Ver.UP）されました。

余談：くつぎ さんは、中学生あたりの等身にした「ちびテライ」も作ったようですが、
イーフロとの騒動があった為かお蔵入りっぽいです（ｶﾜｲｶｯﾀﾉﾆ・・・orz）

特徴

『テライユキ』の３Dデータとしては最強でしょう。 ただし、キャラが立ち過ぎている為に、「付属の髪以外がしっくり来ない」 「どういじってもテライユキ以外にならない」といった声も。

他のフィギュアと比較して、体表に現れる『骨』『筋』『筋肉』がリアルです。
（上図では 膝蓋骨、膝の裏の筋、肩から肩甲骨、脇、肘、腹部の内臓圧・・・等々）

おっぱいが、左右個別に上下左右変形します。

付属テクスチャが黄色っぽ過ぎるという声があります。

Poser 用 有料フィギュアでは珍しく『商用使用不可』です。
発売当初は 「個人レンダ画にも著作者表記が必要」、「公序良俗に反したレンダ画像の公開禁止」でした。
（現在イーフロは、著作者表記は撤廃しました。公序良俗に関しては著作者の くつぎけんいち さんが制限しないとの表明を出しています）