やしちさん、私たちPOSERフィギュアは『ポリゴン』って物でできてるそうですね? 具体的にはどういう物なのか教えてください。 |
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おう。 簡単に言うと、ポリゴンってのは三角形と四角形の板だな。 それを組み合わせて、オレらの形を表現してるんだ。 |
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えぇ〜・・・板ですか? ななみ もやしちさんも、そんなカクカクじゃないですよ? |
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論より証拠。 ドキュメントスタイルを「ワイヤフレーム」や「多角形シェーディング」で見てみ? |
あらら、ホントだぁ。 小さい板が集まってできてたんですね。 でも、ななみ の髪の毛は毛先がもっと細かいですよ? |
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それは「透明マップ」というもので、髪の毛のポリゴンの毛先のヌケてる部分だけ透明にしてるからだ。(透明マップについては、別のページで解説) 細長いトゲ状にしたポリゴンをいっぱい集めて「毛先」を表現する事もできるんだが、ポリゴンの数が多くなるとその分POSERの処理が遅くなる。その点、透明マップを使えば少ないポリゴン数でも似たような表現ができるもんでな。 とにかくPOSERではこのように、全ての物体はポリゴンで作られてるんだよ。 カクカクの板みたいなポリゴンでも、繋げる角度を小さくして多くのポリゴンを使えば、遠目には滑らかに見えるんだ。 更には『スムージング』という機能で、より滑らかに見えるようにしてる。わかったか? |
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はい、理解しました! |
…でも、なんで三角と四角なんでしょう? 五角形や六角形なら、もっと少ないポリゴン数で作れるんじゃないですか? |
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それは開発者に聞かんとわからんよ。 単にPOSERが最初に作られた頃には、五角形以上のポリゴンを使えるモデリングツールが無かったからじゃねぇかな? |
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そんな単純な理由なんですか? もうPOSER も8 まで出てるんですから、五角形以上のポリゴンを使ってもいいじゃないですか。 |
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あのなぁ、確かに今なら五角形ポリゴンを使えるモデリングツールはあるけど、少数派だぞ? そもそも、四角だろうが五角形以上だろうが、パソコン内部では『三角形の集まり』として処理されてるんだ。 |
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えぇ〜〜? 四角や五角が三角??? |
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下の図でわかるだろ? 突き詰めれば、多角形ってのは三角形の集まりで表現できるんだよ。 高速リアルタイムの3Dポリゴン表示のソフトは、大抵が三角ポリゴンしか使わないぞ。 |
でもでも…だったらPOSERでも三角形のポリゴンだけで表現すればいいじゃないですか。 なんで四角形も使ってるんです? |
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それも開発者に聞いてくれよ… 初代POSERの頃は、パソコンのリアルタイムの表示能力が低かったからなぁ。 ワイヤフレーム表示する時に、少しでも線の数を減らしたかったんじゃないのかな? ちなみに、理由は判らないけど『古参のPOSERフィギュアを作る人達』は、出来るだけ三角ポリゴンは使わないようにしてるっぽい。 |
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ごめんなさい・・・「なぜ?なぜ?」って聞いてばかりのちいさな子みたいでしたね。 もっとPOSERに詳しい人が、やしちさんに教えてくれるといいですね。 |
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・・・・・・。 (頼りにならなくてスマン・・・) |
解説は「POSER 7 日本語版(Windows用)」の使用を前提にしています。
Mac版POSERには使えないデータや解説等もあるかもしれませんのでご了承下さい。
質問者(代理もあり) ななみ ちゃん。 POSER初心者。 |
回答者 やしち さん。 まだまだ新参者です。 |
09.10.01 UP