ライブラリのポーズ カテゴリーで扱うのは、基本的にはフィギュアや小道具のポーズ。 POSER 収録のポーズ・ライブラリを見て分かると思うが、フィギュア毎にいろんなポーズがあるだろ? まずはポーズをとらせたいフィギュアを選択(体の部位をどこでも良いからクリックしておく)してから、 ポーズ・データを適用する(環境設定で [ダブルクリック=シーンに追加] がお勧め) そうすりゃ、フィギュアがお望みのポーズに変化する。 ただし、フィギュアのIK(インバースキネマティクス)を切っておかないと、ポーズが崩れる事もあるから注意だ。 |
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ポーズを適用せずに、クリックで選択しただけの状態だと、ライブラリの一番下にこんな表示が出てますね。 これはなんなんですか? |
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基本的にポーズデータは、そのフィギュア専用の物を使わないとポーズが崩れる。 しかし、その問題を解決する為に、ユニバーサルポーズ(汎用ポーズ)って機能がPOSER 7 から導入された。 POSER 7 以降で保存したポーズデータには、オリジナルとユニバーサル(repose)の二種類が一つのポーズデータに入ってる。 環境設定で [ポーズの設定>ユニバーサルポーズを適用] にチェックをしていれば、目的のポーズをダブルクリック時にユニバーサルポーズを適用。 チェックしてなければ、ダブルクリック時にオリジナルポーズを適用。 つーことで、環境設定と違うポーズ方式を選びたい時に使ってくれ。 別のフィギュア用のポーズデータでも、ユニバーサルポーズを適用すると元フィギュアと同じようなポーズになる事もあるから、ポーズの微調整をする前に試すのも良いかもな。 |
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はぁ…ユニバーサルポーズ…? |
製品説明によると… 『Poser 6までは、フィギュア毎にポーズデータを個別に用意しなければならず、ライブラリが非常に煩雑になりがちでした。Poser7では二速歩行タイプのすべて のフィギュアに適用できるユニバーサルポーズが導入されたので、一つのポーズデータで様々なフィギュアにポーズを設定できるようになり、作品の制作効率が 格段に向上しています。』 …とまぁ、すべてのフィギュアに同じポーズを取らせる事のできるデータだそうだ。 でも、それは嘘だから。 具体的に言うと、\Runtime\figures\Repose フォルダ内に登録されているフィギュアにしか関係が無い。 POSER 7 の時点で240種のフィギュアが対応してるようだが、基本はPOSER収録フィギュアとコンテンツパラダイスで販売しているフィギュアがほとんど。 DAZ3Dが新規フィギュアを出してもアップデート対応されないし、ユーザーの自作フィギュアなんてもちろん入ってない。 そのポーズデータがユニバーサルポーズで登録されていて、ポーズをとらせる対称のフィギュアもユニバーサルポーズ対応フィギュアの場合は、確かに凄い便利な機能ではあるけどな。 |
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あう〜、ちびベル(ChibiBel)入ってない… なんとか対応させることはできないんでしょうか? |
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コンテンツパラダイスで PUPPET MASTER ってツール($39.99)を買えば、未対応のフィギュアを対応させる事ができるらしいが… | |
お金が必要なんですか…自力ポージングで我慢します。 | |
PUPPET MASTER を持っている人が、ちびベル用のデータを作って配布してくれるといいな。 (著作権的に問題があるかも知れないけど) |
Aiko3 とかのDAZ3Dフィギュアだと、ポーズライブラリに [〜MAT] とかいう顔や目のアップのフォルダが有ったりしますよね? あれってなんなんですか?適用してもポーズが変わらないんですが… |
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あれはMATポーズという物で、体の動き(ポーズ)を保存したデータじゃない。 フィギュアの特定部位の色やテクスチャを変更するデータだ。 上の画像だと、眼球の反射具合や、アイシャドウ、唇の色が一発で変えられる。 |
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あれれ? そういうのの変更って、マテリアルルームでシェーダ-ノードとかいうのを作り直さなきゃならなかったんじゃ? |
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いちいち手作業でノード変更しなくても良いようにするデータがMATポーズだ。MAT=material の略だな。 ちなみにマテルアルルーム内でだけ、ライブラリにマテリアル・カテゴリーが出現するんだが、その中のマテリアル・データもMATポーズと同じ処理をする。(POSER8から、ポーズルームでもマテリアル・カテゴリが選択可能になりました) |
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そうなんですか…あれ? Aiko3やちびベルだと、マテリアル・カテゴリーにデータが無いですよ? |
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DAZ3Dのデータでは、マテリアルを変更するデータは、MATポーズとしてポーズ・カテゴリにしか配置されないんだ。 そもそも、POSERにマテリアル・カテゴリーが出来たのがPOSER 5 からで、DAZ3Dはそれ以前からMATポーズを使ってた。 「今更MATポーズをマテリアル・カテゴリーに入れたら、昔からのお客が混乱するだろ?」って考えなんだろうな。 |
やしち さ〜ん、Victoria3 のポーズデータを見てたら変なデータがいっぱいありました〜。 顔のアップだから、顔色とかのMATポーズかと思ったんですけど、みんな同じですよね? |
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あぁ…オレらって、フリーやトゥーン系のフィギュアしか使ってないから、そのデータの存在を忘れてたな。 そりゃモーフ・データと言われるヤツだ。 よく見ると、まぶた、目尻、目頭…などが違うのが判るかな? |
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………凄く微妙ですが、確かにちょっと違いますね。 あれれ?でもこういうのって表情 カテゴリー に置いておくべきじゃないんですか? |
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いやいや、顔の部位に限定されたものじゃないから。他にも胸や尻なんかのも有っただろ? これはフィギュアの形を変えるモーフ・データを追加するものなんだ。 |
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えぇ〜、モーフの追加って、[特性パラメータ] からモーフターゲット読込みするんじゃないんですか? | |
結構それって面倒だろ?それを簡単にする為のデータなんだな。 特にDAZ3Dの追加モーフには、データが大きすぎてPOSERの動きを遅くさせるぐらいのが多い。 だから必要に応じて、追加モーフを付けたり外したり出来るようにしてある。 それが INJ (インジェクション)とREM (リムーブ)だ。 制作者によっても違うけど、+、− マークや、色付きサムネイル、白黒サムネイル で区別されてたりする。 |
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とても便利なデータだったんですね! …でも結構まぎらわしいですよねぇ。特にMATポーズとモーフ追加・ポーズが。 |
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今となっては、MATポーズとモーフ追加・ポーズは別のカテゴリーを作って欲しかったよな。 どっちも体の動きって意味でのポーズとは違うし。 まぁ、MATポーズは[〜MAT〜]、モーフ追加ポーズは[〜Morphs〜] [〜INJ] [〜REM] という風に、 特徴的な名前の付いた別フォルダに入ってる事が多いから、それで判断してくれ。 …以上がポーズ ・ カテゴリーの概要だ。 |
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お疲れ様でした〜。 次はポーズの保存法とか教えて下さいね。 |
解説は「POSER 7 日本語版(Windows用)」の使用を前提にしています。
Mac版POSERには使えないデータや解説等もあるかもしれませんのでご了承下さい。
好きなポーズは M字開脚。 |
多用するポーズは 股間を手で隠すポーズ。 |
2010/07/25
ご指摘により、PUPPET MASTER について修正
2010/07/19 モーフ・ポーズ 追記
2010/07/18 UP